美味しそうな柿を頂いたので皮をむいていたら、わが家の愛犬コロンがその匂いにつられて「ちょうだい、ちょうだい」と足元をクルクル回ってアピールしてきます。
でもちょっと待って！柿って犬が食べても大丈夫なの？
ブドウみたいに食べてはダメだったらどうしよう。
- そこで犬が柿を食べても大丈夫なのか？
- 食べても良いのなら適量はどれくらい？
- 食べるメリットやデメリットは？
こんな気になることをまとめてみました。
同じように不安になった方の参考にしていただければと思います。
また犬のおやつのレシピもちょっとだけ載せています。
犬は柿を食べても大丈夫？
大切な家族である愛犬に万が一のことがあったら大変。
犬は柿を食べても大丈夫なんでしょうか、詳しくみていきましょう。
犬は柿を食べても大丈夫なのか
結論から言うと犬は柿を食べても大丈夫です。
柿には犬の健康を害するような成分は入っていません。
それどころか犬の健康に必要な成分が豊富に入っています。
犬が柿を食べても大丈夫な理由
上記と重複する部分もありますが、犬が柿を食べても大丈夫な理由には次のような事があげられます。
- 柿には犬にとって必要な栄養素が含まれている。
- 中毒を引き起こす有害物質は含まれていない。
- 適量なら柿を食べても大丈夫。
- 柿を食べることで健康維持や病気予防に役立つ。
犬が柿を食べる際の注意点
犬に柿を食べさせる時の注意点を見ていきましょう。
早食い
甘くておいしい柿は犬にとって魅力的な食べ物です。
一度に大量に早食いしてしまうと消化不良や場合によっては腸閉塞などを起こしてしまう事があるようです。
与える際は量に気をつけ小さくカットしたものを少しづつあげるようにしましょう。
皮やヘタ・種
柿の皮やヘタは消化が悪く、また種は食道や腸に詰まってしまう可能性があります。
皮・ヘタ・種は与えないようにしましょう。
しほろん万一食べてしまっても慌てずに様子を見て、不調が現れたら病院へ連れて行くようにしましょう。
未完熟・渋柿
まだ熟していない柿や渋柿には「アルカロイド」という有害物質が含まれています。
食べさせないようにしましょう。
渋柿を干した干し柿は大丈夫ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
心臓病や腎臓病の犬
柿にはカリウムが含まれますが、心臓や腎臓に持病のある犬には制限がある成分ですので食べさせたい時には獣医さんに相談してからにしましょう。
子犬やシニア犬（老犬）
子犬やシニア犬に食べさせるのはどうなの？と気になりますね。
食べても大丈夫ですが、子犬はまだ消化器が未発達なため消化不良を起こす可能性があります。
シニア犬は腎臓の機能が弱くなっている場合は負担になる場合があります。
どちらも少量に留めておくと良いでしょう。
しほろんうちのコロンも2011年生まれのシニア犬なのであげすぎには注意しようと思います。
アレルギー
柿にアレルギーを起こすワンちゃんもいます。
アレルギー症状は下痢や嘔吐、痒みなど様々ものがあります。
初めて与える時には少量にして様子を見ましょう。
その場合他にも初めて食べるものがあるとどちらにアレルギーを起こしているのか分からなくなりますので、初めての物を同時に食べさせないようにしましょう。
犬が柿を食べても良い適量は？
柿のサイズにもよりますがおおよそ次の量くらいが適量と思われます。
- 小型犬（体重2～5kg）1/6個～1/4個
- 中型犬（体重5～10kg）1/4 個～1/3個
- 大型犬（体重10～20kg）1/3 個～1/2個
犬が柿を食べるデメリット
メリットより犬が柿を食べることで心配になるデメリットの方を先にみていきましょう。
ですが特に大きなデメリットはないと言えます。
ただ糖分（果糖）が多く含まれるためたくさん食べると肥満につながることがあります。特に糖尿などの持病のあるワンちゃんは注意が必要です。
また食物繊維も多いので適量なら便秘の予防や解消になりますが、食べ過ぎると便が大きくなりすぎてかえって出にくくなることもあります。
コロン食べ過ぎずに適量を食べることが大切なんだね！
犬が柿を食べるメリット
次に柿を食べるメリットをみていきましょう。
栄養豊富
柿には豊富な栄養素が含まれています。
主な成分とその働きをご紹介します。
ビタミンC
柿にはリンゴの約5倍のビタミンCが含まれ、その量はレモンよりも多いのです。
ビタミンCには歯や骨の健康に役立つ働きがあります。
また、抗酸化作用があり免疫力のアップやアンチエイジングの効果もあります。
犬は体内でビタミンCが造れるので犬にビタミンCを与える必要はないと考えられていましたが、シニア犬などは欠乏することもあるので補ってあげることもたいせつですね。
コロンシニア犬にアンチエイジング！わーい、たくさん食べたい。
しほろんシニア犬は適量が大切でしょ！
βカロテン
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、視力や白内障の予防などの目の健康や、健康な皮膚や被毛の維持に役立ちます。
食物繊維
デメリットの項にも書きましたが、適量であれば便秘の予防や解消になります。
また腸内環境が整い免疫力がアップします。
カリウム
カリウムには体液の浸透圧を調整する作用があります。
利尿作用により血圧が高くなることを防いだりします。
ただし腎臓病がある場合は注意が必要です。
水分がとれる
柿の80％は水分です。
脱水気味のときや食欲が落ちている時に水分補給と栄養の摂取が同時にできます。
コロンコロンはいつも脱水気味って言われるから食べると補給できるね。やった～！
犬が喜ぶ柿のおやつのレシピ
柿を使ったレシピを2つご紹介します。
飼い主さんも一緒に頂くことが出来ます。
スムージー
- 柿 1個
- リンゴ 1/2個
- 水 300㏄
【作り方】
柿とリンゴをすりおろす。
水と合わせてよく混ぜる。
または、全部の材料をいれてミキサーにかける。
しほろんとても簡単にできて喜ぶのでお試しくださいね。
量はワンちゃんの体格によって加減して残りは飼い主さんが飲んじゃいましょう。
柿と甘酒のデザートスープ
- 甘酒（ノンアルコール） 50㏄
- 柿 1個
- レモン果汁 2～3滴
【作り方】
柿の皮をむきヘタと種を取り除きます。
トッピング用に少し取り分けてさいころ状にカットしておきます。
残りの柿と他の材料をミキサーにかけます。
ワンちゃんの分を器に取り分けカットした柿をトッピングします。
2キロくらいのワンちゃんなら甘酒10㏄、柿1/5個分程度が適量です。
しほろんワンちゃん用に取り分けた残りは飼い主さんがいただきましょう。
ガラスの器にいれてミントなどを飾るとオシャレな感じのデザートスープになりますよ。
コロンもっと食べたーい！
まとめ
犬は柿を食べても大丈夫です。
それは柿には犬にとっての有害物質は含まれておらず、むしろ豊富な栄養成分が含まれているからです。
でも摂り過ぎはよくありません。
適量を摂って大切な愛犬の健康に役立てましょう。
